英語でスムーズに話せるようになる本当に大切な○○の訓練方法とは?


「英語をもっと早く話せるようになりたい」——多くの人がそう思っていますよね。私も昔はそうでした。ネイティブのようにスムーズに話す自分を思い描いて、発音やイントネーションばかり練習していた時期があって。

でもある時気づいたんです。「あれ、これは根本的にズレているかもしれない」と。

物理的に口を速く動かす練習をどれだけ重ねても、実はスピーキング力はそれほど伸びなかったんです。

本当に鍛えるべきなのは、口の速さではなく「頭の中で話を組み立てるスピード」。これは生徒さんたちを見てきた中で、何度も痛感してきたことなので、今日はそのお話をさせてください。

1. 英語を早く話せるようになるために、本当に必要な訓練とは…?
2.展開の違いがもたらす障壁
3.話の展開スピードを上げる訓練方法

英語を早く話せるようになるために、本当に必要な訓練とは…?

「話すスピード」というのは、いわば口の運動能力の話です。発音やリズム、いわば筋トレのようなもの。もちろん大切な要素ではありますが、これだけを鍛えても会話が自然に流れるようにはなりません。

本当に大事なのは「展開スピード」です。質問をされてから、結論を出し、理由をつけ、具体例を挙げ、まとめる——この一連の流れを、頭の中でどれだけ速く組み立てられるか、という力のことです。

CELPIPやIELTSのスピーキングで「Umm…」「Well…」と詰まってしまう方は非常に多いのですが、あれは実のところ、英語力そのものの問題ではないケースがほとんどです。
単語は知っている。
文法もそこそこできる。
それでも詰まってしまう。
それは、展開が追いついていないだけなんです。

ここで少し踏み込んだ話をさせてください。
実は日本語という言語自体が、英語に比べて「話の展開が遅い」構造を持っています。これは日本語が劣っているという話では決してなく、単純に言語としての「型」が違う、というだけのことです。

例えば、日本語で会話するとき、こんな流れになりませんか。

「えーっとですね、実は先週末なんですけど、天気もあまり良くなかったので、家にいようかなと思っていたんですが、友達から連絡があって、結局出かけることになって……」

背景→状況→経緯→結論、という順番。
どんな状況だったかなどが先にきて、結論が最後にようやく現れる構造です。お堀から攻めて、最後に本丸に辿り着く・・・これは日本語話者にとって非常に自然な流れですよね。

一方で英語はこうなります。

I ended up going out last weekend,
because my friend invited me, even though the weather wasn’t great.

日本語とは全く逆で、結論が先に来て、理由は後付けされる。
そのため、日本語脳のまま英語を話そうとすると、頭の中で「まず背景から説明しなければ」という順番を組み立ててしまい、結論にたどり着くまでに時間がかかってしまいます。これは英語力が不足しているのではなく、単に「話の順番の癖」がそうさせているだけなんです。ここは誤解されがちですが、実はかなり重要なポイントだと思っています。

展開の違いがもたらす障壁

こうした展開の癖を英語に持ち込んでしまうと、こんなことが起きがちです。

まず、沈黙が増えます。
結論から話す準備ができていないため、話し始めるまでに間が空いてしまう。また相手からすると「結局何を言いたいのだろう」と一番大事な情報を取るまでに、最初から長いこと聞き続ける・・・空白の時間が生まれてしまうんです。

また、話がどんどん長くなってしまうこともあります。背景から丁寧に説明しようとするあまり、気づけば自分でも「何が言いたかったのか」を見失ってしまう——これも決して珍しいことではありません。

そして何より厄介なのは、発音をいくら磨いても、文法をいくら学んでも、この部分はなかなか解決しないということです。単語力も発音も十分にあるのに、スピーキングのスコアが伸び悩んでいる方は、実はここがボトルネックになっているケースが非常に多いんですね。

話の展開スピードを上げる訓練方法

では早速練習してみましょう!
まずはいつも日本語で考える簡単な理由で練習です。
例えば、「寒いしさー。あと、あのお店久しぶりだし。今日のランチ、ラーメンにしようか。」と言いたい場合、

「今日のランチ、ラーメンにする。理由は寒いから。あと、あのお店久しぶりに行きたかったから。」

と、『一番言いたいことを最初に持ってくる』という練習をしてみましょう。
こうして日本語での「展開の癖」自体を変えられると、英語に切り替えたときの負担がぐっと軽くなりますよ。

次にシンプルな質問を一つ用意し、15秒以内に答えきる練習をしてみてください。

Q: What do you like to do on weekends?
A: I like hiking. It helps me relax and enjoy nature.

このとき大切なのは、完璧な文法や豊かな語彙ではありません。
とにかく早く結論にたどり着くこと、それだけを意識してみてください。
繰り返すうちに、頭の中に「結論を先に出す回路」ができてきます。

そしてCELPIPやIELTSでも定番の『PREP法』です。

Point→Reason→Example→Pointという型を体に染み込ませておくと、

話す内容を一から考える必要がなくなり、展開そのものが格段にスムーズになりますよ!



発音やイントネーションの練習は、もちろん大切です!私もいつもかなりの時間を割いて、生徒には練習させています。
でもそれをどれほど磨いても、どうしてもスピーキングが伸び悩んでしまうレベルがあります。そこからは、【頭の中の展開】の順番と、それがスムーズに出てくるような練習が必要。これがあると、スムーズなスピーキングに繋がっていくはず——これは生徒さんたちを見てきた中で、何度も実感してきたことです。

もしあなたが中上級のレベルで、スピーキングで伸び悩んでいるなら、単語力や発音だけでなく、一度「話の展開の順番」に目を向けてみてほしいと思いますよ!

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