CELPIPスピーキングTask 6攻略法:Band 5から脱出!説明の組み立て方


カナダ移民のために必要なCELPIPのテスト。そのスピーキングテストのBand 5から抜け出せずに悩んでいませんか? 特に「Task 6: Dealing with a Difficult Situation」では、限られた時間内に状況を説明し、解決策を求める必要があります。私が受け持ってきた生徒さんの多くも、「言いたいことはあるのに、うまく伝わらない・まとまらない」という悩みを抱えていました。
そこでこの記事では、スピーキングBand 6以上を目指すための「説明の組み立て方」を3つのステップで解説します。

Difficult Situationタスクとは?

このタスクでは、CELPIPスピーキングテストの全部で8つあるうちの6番目で、日常生活や職場で起こりうる困った状況が提示されます。例えば、
・隣人の騒音問題
・職場でのルール違反
・オンラインショッピングのトラブル
など。
それを60秒で準備し、60秒間で相手に状況を説明し、助けや解決を求める、という結構難しいテストなんです。

評価されるポイントは
・状況を明確に説明できているか
・論理的な流れがあるか
・適切な語彙と文法を使えているか
です。
もちろん、発音やイントネーションのわかりやすさ、文法の正しさも評価されます。

Band 5で停滞している方は多くの場合、【思いついたことを順不同で話してしまい、相手が状況を理解しにくい】という状況になっているように思えます。

完全攻略:黄金パターン3ステップ

Difficult Situationをうまく説明するために、わかりやすい構成を身につけていきましょう。
あるのは【3ステップ】。これを意識しながら練習を重ねると、格段にわかりやすい説明になりますよ。

CELPIPでは「カナダで生活する際に、この人はどれくらいわかりやすく適切で自然なコミュニケーション力があるだろうか」を評価するテストです。なのでスピーキングテストでも、かなりの【リアルさ】を求められます
例えば、「隣の部屋からの音がうるさいので、大家さんに話してください」という質問の場合、現実世界で本当にそれが起きたと考えると、いきなり本題に入るのは不自然ですよね。
なのでテストでも、まずは相手の注意を引き、話を聞いてもらえる状況を作りましょう。

使えるフレーズ例:

  • “Hi, do you have a moment?”
  • “Excuse me, can I talk to you about something?”
  • “Sorry to bother you, but I need to discuss something important.”
  • “Hey, are you free right now? I need your help with something.”

この部分は5〜10秒で十分です。逆に、全体で60秒しかないので、あまり長々と時間を取ってしまわないように。
ポイントは、相手の時間を尊重しながら、これから重要な話をすることを伝えることです。

⚠️注意点
▶️ Ice breakingに時間をかけすぎて、肝心の説明時間がなくならないように!
▶️ Ice breakingを完全にスキップして、いきなり”My neighbour is noisy…”と始めないように!

ここが最も重要なパートです。30-35秒ほど使いましょう。
Band 5で止まっている人の多くは、このステップで「主語+述語」つまり「何がどうなのか」を明確に伝えることを意識すると良いですよ。

では次の説明を見てください。
❌: “My neighbour… very loud music… every night… I can’t…”

この説明が不十分なのはもちろん、単語を並べているだけで文として成立していないからです。
相手に状況を正確に理解してもらうためには、簡単な単語でもいいので【必ず文章にする】ことを意識しましょう。

⭕️:”My neighbour plays loud music every night.”

ちなみに具体的であればあるほど、伝わりやすくなります。
上記をもっと具体的に述べてみると・・・
✅:”My neighbour has been playing extremely loud music every night after 11 PM.”

もっと上のBandを狙いたい方は、さらにそれがどう自分に影響しているか(どう困っているか)も説明してみましょう。
✅:”The noise is so loud that I can’t sleep, and it’s affecting my work performance. I’ve tried to ignore it, but it’s been going on for two weeks now, and I’m really exhausted and frustrated.”

このステップで目指すべきは、以下の点です。

  • 主語+述語がはっきりしている
  • 感情を含めている
  • 状況の深刻さを伝えている

状況説明のコツ:

  1. 完全な文を作る: 必ず主語と動詞を含めた完全な文にする
  2. 具体的な情報を加える: いつ、どこで、どのくらいの頻度で
  3. 感情を表現する: worried, frustrated, concerned, stressed など
  4. 影響を説明する: この状況があなたの生活にどう影響しているか

使える感情表現:

  • “I’m really concerned about…”
  • “This is causing me a lot of stress because…”
  • “I’m frustrated that…”
  • “I feel uncomfortable when…”
  • “I’m worried that this might…”

そして最後の15-20秒で、相手に何をしてほしいのかを具体的に伝えます
「助けてください」だけで終わらずに、具体的なアクションを提案しましょう。

シナリオ別の解決策例:
隣人の騒音問題の場合:
“Could you please talk to them about keeping the noise down after 11 PM? Or perhaps we could establish a building rule about quiet hours. I would really appreciate your help in resolving this.”

職場のルール違反の場合:
“I think we need to create a clear policy about this and communicate it to all team members. Could you send out an email explaining the proper procedure? This would help prevent future confusion.”

オンラインショッピングのトラブルの場合:
“I would like you to resend the correct item as soon as possible, and I shouldn’t have to pay for the return shipping since this was your company’s mistake. Could you also confirm when I can expect to receive the replacement?”


解決策提案のポイント:

  • 具体的に何をしてほしいか明確にする
  • 複数の選択肢を提示してもよい
  • 礼儀正しく、でも自信を持って伝える

使えるフレーズ:

  • “Could you please…”
  • “I would appreciate it if you could…”
  • “Would it be possible for you to…”
  • “I think the best solution would be to…”
  • “What I’m hoping for is…”

実践例:アパートの騒音問題

それでは、3ステップを使った完全な例を見てみましょう。

状況: 上の階の住民が深夜に大きな音を立てている。建物のマネージャーに話している場面。

回答例

Hi, do you have a moment? I need to talk to you about a problem in my apartment.

The tenant who lives directly above me has been making very loud noises late at night, usually between midnight and 2 AM. It sounds like they’re moving furniture or dropping heavy objects on the floor. The noise is so disruptive that I wake up several times each night, and I’m exhausted during the day. This has been happening almost every night for the past three weeks, and I’m really concerned because it’s affecting my health and my ability to work.

I was wondering if you could speak with them about this issue. Perhaps you could remind all residents about the building’s quiet hours policy, or if there isn’t one, maybe we could create one. I would really appreciate your help in resolving this situation. Thank you for your time.

この例では:

  • ステップ1Ice breaking: 丁寧に時間を確認し、問題があることを伝えている
  • ステップ2状況説明: 具体的な状況、感情、影響を明確に説明している
  • ステップ3解決策: 具体的なアクションを提案し、感謝の言葉で締めくくっている

を盛り込んでみました。
ぜひ参考にしてくださいね。

よくある失敗パターンと改善方法

日本語で考えるとハマってしまうパターンが、「時系列で一から説明してしまう」という構成です。

❌”First, I bought something online. Then, I received it. But then, I opened it. And then, I found…”

この話し方を私は【日記口調】と呼んでいますが、
英語ではあまりこういった話し方をしないので、不自然に聞こえてしまいます。

💡改善方法:
時系列で説明するのではなく、現在の問題を先に伝えるようにしましょう。
“I received the wrong item from my online order, and…”

具体性を持たせることは一般的に良いことですが、
詳細にこだわりすぎると【一番伝えなくてはならないことが薄れて】しまいます。

❌”The music was playing… I think it was rock music, or maybe pop… the volume was…”

💡改善方法:
一番大事な核心的な情報をいち早く見つけ出し、集中しましょう。
“The music is extremely loud and it’s disturbing my sleep.”

最後に「何をしてほしいか」のリクエストを入れますが、指示が曖昧だと、何を求められているのか相手に伝わりにくくなってしまいます。

❌”So, please help me.”

💡改善方法:
具体的なアクションを求めるようにしましょう。
ヒントは、「それを聞いた後、何をしたらいいのか相手がすぐにわかって動き始めることができる」かどうかです。
例えば上述の “Please help me.”だと、言われた相手は実際に「何をどうしたらいいのか」わかりません。
“Could you please talk to them about reducing the noise after 11 PM?”

それでは最後に、具体的な練習方法です。

  1. 構成をメモする: 60秒の準備時間で、3つのステップのキーワードだけをメモする
  2. 主語+述語を意識: 話す前に頭の中で”Who/What + does what”を確認する
  3. 録音して聞き返す: 自分の説明が論理的に流れているか確認する
  4. 時間配分を体に覚えさせる: 各ステップの秒数感覚を身につける

2022年にカナダが受け入れた永住移民数は43万1,645人で過去最高を記録し、2021年の40万5,999人に続いて2年連続で更新しました(参考: Japan External Trade Organization)。多くの移民希望者が、CELPIPの点数を少しでも上げて、移民申請時のポイントを稼ごうとしています。

英語は独学でできる勉強が多い一方で、スピーキングだけは合っているのかどうかわからない・・・という声をたくさんお聞きします。FOCUSのCELPIP試験対策レッスンではここで解説した方法に則り、毎回具体的な実践スピーキング練習を重ねていきます。

ご自分の発話の
・どこを
・どう改善したらいいのか
・そのためには何をしたらいいのか
をできるだけ具体的にその場で説明しすぐに実践をすることで、着実なスキルアップを目指しています。

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