She is married. と She got married. この二つ、実は意味が少し違うって知っていましたか?。一方は「今の状態」、もう一方は「過去の出来事」。この感覚、最初はピンとこないかもしれませんが、一度つかむとかなり英語が読みやすくなります。
今回はこの対比を、身近なトピック例を通して見ていきましょう。
・beとgetの基本の考え方
・be married vs get married
・be injured vs get injured
・be tired vs get tired
・be lost vs get lost
beとgetの基本の考え方
be+過去分詞
be + 過去分詞 は、
ある瞬間の「状態」
を切り取ります。写真を一枚撮るイメージです。
get+過去分詞
一方get + 過去分詞 は、
何かが変わる「出来事」
にフォーカスします。変化の瞬間を動画で撮るイメージですね。
この二つ、日本語では同じ言葉になってしまうことが多いので日本人学習者が混乱しやすいポイントです。でも慣れてくると、英語を読むときにも書くときにも、この感覚がじわじわ効いてきますよ。
be married vs get married
She is married.=既婚者
She is married.→ 彼女は既婚者だ(今の状態)
be動詞は今の状態を表すので、彼女は結婚しているという状態だ=既婚者だ、という意味になります。
例:Are you married? — Yes, I’ve been married for ten years.
(結婚してますか? — はい、結婚して10年になります)
She got married.=結婚した
She got married.→ 彼女は結婚した(結婚という出来事があった)
一方”She got married.”になると、結婚していない状態から【結婚している状態にになった】瞬間のことを表すので、結婚式や入籍をした時のことを言っています。
例えば「いつ結婚したの?」と聞くときは 結婚式や入籍の瞬間のことを話題にしているので、この”get married”を使って
When did you get married?
になりますね。結婚するという出来事がいつ起きたか、を聞いているからです。
例:They got married in a small chapel in Kyoto.
(二人は京都の小さな礼拝堂で結婚した)
be injured vs get injured
He is injured.→ 彼は怪我をしている
He got injured.→ 彼は負傷した
たとえば試合前のニュースで「主力選手が怪我で欠場」と伝えるときは、【既に怪我をしている状態】なのでbe動詞を使いますね。
The star player is injured and won’t play in the final.(主力選手は負傷中で、決勝には出場しない)
でも「先週の試合中にに怪我した」という話なら、怪我をしていない状態から【怪我をしている状態になった】ことを表すので、
He got injured during the game last week.(先週の試合中に負傷した)
となります。
be tired vs get tired
これは日常会話で一番よく使うペアかもしれません。
I’m tired.→ 疲れている
I get tired easily.→ すぐ疲れる
多くの方おそらく “I’m tired.”しか使ったことがないのではないでしょうか。これはよく使う表現ですよね。
一方 “get tired”の方は「疲れるという変化が起きる」というイメージなので、習慣や傾向を言うときにも使えます。
現在形だったら、自分はすぐ疲れるという体質のことを話す時。まさに上記の文章で、”I get tired easily.”となります。
過去形だったら、例えば一日中ボランティアをして疲れた、ということができますね。”I got tired after working as a volunteer for the whole day.”
be lost vs get lost
道に迷う表現も、思い浮かべる場面が全然違います。
I’m lost.→ 迷っている(今この瞬間、迷子の状態)
I got lost.→ 道に迷った(迷子になるという出来事が起きた)
“I think we are lost. We’ve gotta use GPS.”(私たち、多分迷ってしまっているよ。ナビ使ったほうがいいね。)
これは今まさに迷っている状態ですね。
一方、旅行の思い出話なら、
“We got lost on the way to the venue and arrived an hour late.”(会場に向かう途中で迷って、1時間遅刻した)
It’s easy to get lost in Tokyo’s train system.(東京の電車は迷いやすい)
「迷う、という変化が起きやすい」という意味でこちらもget lost が使えます。
迷ったときは「今の状態を言いたいのか、変化・出来事を言いたいのか」を考えてみましょう。
今回取り上げた以外にも、同じ考え方は divorced, dressed, stuck, drunk, involved など、英語全体に広がっています。英文を読むたびに「これは状態?変化?」と意識してみると、だんだん感覚がつかめてくるはずです!
