こんにちは。今このページを読んでいる方はきっと「留学」という大きな一歩を考えている、もしくはすでに踏み出そうとしている人だと思います。もしかするともう渡航が決まっていて、出発までの準備に追われている頃かもしれませんね。
そんなみなさんに、タイムリーな質問です。
「英語、現地に行けばどうにかなるでしょ」と思っている→◯かXか?
もし少しでも「うんそうかも」と感じたなら、どうかこのブログを最後まで読んでみてください。
みなさんが海外に出ると、日本以外の国から来た学生と一緒に授業を受けたり生活を共にすることになります。ここでは、私たちと同じ東アジアの中国や韓国から来る学生たちが、実はどれくらい留学に【備えて英語を準備して】いるのかを、少しご紹介したいと思います。そんな人たちと初日から同じ教室や同じステイ先でコミュニケーションをする、と想像した時、本当に何の準備もなく留学の日の迎えてしまってもいいのかと自分に問うてみて欲しいのです。
中国人留学生の「英語は現地で学ぶもの」ではない姿勢
中国では、留学を決めた大学生たちの多くは、留学の2年ほど前から英語の家庭教師をつけて本気で準備を始めると聞きました。週に何度もレッスンを受け、スピーキング練習を重ね、リスニングも、エッセイも、プレゼンも徹底的に鍛える。それは、ただ英語を学ぶというより、「武装して」現地に乗り込むという意識に近いものではないでしょうか。
中学人留学生にとっての「留学」とは?
中国人留学生にとって留学とは、
「現地で苦労しながら頑張るもの」ではなく、「すでに勝負の準備をしてから行くもの」。
そんな姿勢が徹底されているように思えます。「そこまでやるの!?」と驚いたかもしれません。でも、実際にこういった他の留学生がたくさんいる中に飛び込んでいくのが、【海外留学】なのです。
韓国では「出発前のトレーニング」が常識
次は韓国の学生たちです。こちらも同じように、事前準備に力を入れています。公教育でも小学校3〜4年生から英語が必須科目となっており、日本と比べて数年早く英語に触れ始めるだけではなく、語学留学や大学進学を目指す学生の多くが英語のプレップコース(準備講座)を受けてから海外に出発するということです。
韓国での留学準備レッスン
その中身は、ただの英会話ではありません。アカデミック・ライティングやスピーチ、ディスカッションのスキル、論文の読み方やリサーチの方法まで含まれています。ある高校では、留学を控えた生徒たちのために「発表練習専門の放課後クラス」があるほど。つまり、“英語で学ぶ”準備は、国内で終わらせてから行くのが当たり前なのですね。
さて、ここまで読んで、「中国や韓国ってすごいな」と感じたかもしれません。でも安心してください。大事なのは競争ではなく、【あなた自身の留学をどう実りあるものにできるか】を考えることです。
「行ってからなんとかしよう」と思っている日本人が多い?
さて、ここで少し耳の痛い話をさせてください。日本人の学生の中には、「行ってから英語を頑張れば大丈夫」「現地で生活すれば、自然と話せるようになる」と考えている人がまだまだ多いです。
でも実際、そう思ってカナダに留学した多くの日本人留学生が後悔しているのを見てきました。
「最初の数か月何も聞き取れなくて、ただ時間が過ぎてしまった…」
「クラスメイトが英語で話す内容に全然ついていけなかった」
「ホームステイ先の家族とうまく会話ができなくて、距離ができてしまった」
こういった声は特別ではなく、結構よく聞かれるもの。
「準備不足で苦労した」という声は、留学経験者の間ではとても多いのです。
でも、裏を返せば——
ちゃんと準備さえすれば、そうした苦労を減らせるということ。
そして、もっと充実した留学ができるということ。
このブログを読んでくれているあなたには、ぜひこのことを知っておいてほしいのです!
なぜ出発前に英語を磨いておいた方が得なの?
ではここからは、「英語の準備って実際どんなふうに役に立つの?」という疑問にお答えします。
大きく3つの理由があります。
留学生活初日でいきなりつまずかないために
留学の最初の数週間って本当に大事です。学校が始まり、住まいに慣れ、人間関係がスタートしていく。そのすべての基盤になるのが、「言葉」なんです。
もし英語に自信がないままスタートすると、こんなことが起こりやすいです:
- ホームステイ先での会話が続かず、気まずい沈黙が流れる
- クラスのディスカッションで何も言えず、「話さない子」と見なされる
- 病院で体調不良をうまく伝えられず、不安になる
実は上記は全て、私自身がウン10年前にカナダに留学した時に感じたこと。なんだかやるせないし、どうしてこんな状況で留学してしまったのかと悔やんでも悔やみきれませんでした。英語に少しでも自信がついていれば初対面の人とも堂々と楽しく話せて、授業でも積極的に発言できて、「よし、やっていけそう!」という手応えを感じられたんだろうな、と、今振り返って思います。
なにより、自分が自分ではないと感じる瞬間が一番落ち込みました。
どちらかというとおしゃべりな方な自分が、カナダでは(英語では)大人しい子、と思われる。
自分のバス停のところでバスの運転手に知らせる方法がわからず、でもそれを周りの人に聞くことさえできない。
自分が5歳児に戻ってしまったようで、これまたやるせなさを感じました。
だからこそ、あなたが「自分らしく」留学生活を始めるためには、英語で一歩踏み出せる力が何よりの武器になると思います。
授業での学びをしっかり自分のものにするため
また、英語圏の授業は日本の大学とはかなり異なりました。
- 先生はどんどん早口で話す
- 課題はエッセイや発表が中心
- クラス内でのディスカッションや意見交換が当たり前
そんな中私は、先生やクラスメートが言っている英語を聞き取ることにいっぱいになってしまったり、レポートを書くときにも書き方を調べるだけで多くの時間を使ってしまったりで、コースワークを理解してこなしていくことだけで精一杯になってしまい、本当に学ぶべき内容まで頭が回らなかったことがありました。
もし英語にある程度慣れていたら——
- 課題も効率よくこなせる
- 自分の意見を伝える余裕ができる
- クラスメイトともっと親しくなれる
ほぼほぼ「苦痛」だった授業が、変わったんだろうな、と思います。
現地での貴重な出会いを深めるため
日本では出会えないようないろんな文化背景を持った人たちと関わり、もしかしたらそういった出会いが将来お互いの人生やキャリアで大きな意味を持ってくるかもしれないーーー大切な「出会い」は海外生活の醍醐味でもありますが、英語に自信がなかった私は、「話しかけても伝わらなかったらどうしよう」と不安になってしまい、つい人との交流を避けてしまいがちでした。
大学の教授、クラスメート、慈善団体のメンバー、大学のサークルのメンバー、よく行くお店のスタッフ、お隣さん・・・せっかく目の前にある出会いのチャンスを自分の英語力が原因で逃すのは、もったいないと思いませんか?
今思うと本当に、もったいなかったです・・・
完璧じゃなくてもいいんですが、せめて「話しかけてみよう」と思えるだけの勇気を持つために、留学前にできる準備を考えたいですね。それはきっと留学中に、あなたの背中を押してくれるはずです。
今日からできる、小さな準備
「じゃあ、何をすればいいの?」という声にお応えして、今から始められる英語準備のアイディアをいくつかご紹介しますね。
- 英語でブログを書いてみる(1日3行でもOK)
- 自分の好きな分野(スポーツ、映画、旅行など)に関する英語記事をネットで読む
- 「留学用」のライティングやプレゼンの講座を受けてみる
そしてもちろんFOCUSでも、自らの苦い経験を生かした効率的な留学準備レッスンを提供しています。まずは日常生活がしっかり行えるほどの単語力、相手が誰でもちゃんと聞き取ってもらえる発音力、口をついて英語が出てくるような瞬発力を鍛えます。
完璧を目指す必要はありません。でも、毎日少しずつ「英語の筋トレ」をしていくことで、あなたの心と表現力が、確実に強くなっていきます。
留学の価値は、出発前にも決められる
ここまで読んでくれた皆様へ。
留学という経験は、間違いなく人生の中でも大きな転機になります。その経験を「ただ過ぎ去る時間」にするのか、「人生を変える濃密な時間」にするのかは、出発前のあなたの行動次第です。
中国や韓国の学生たちがしっかり準備しているのは、「現地で後悔したくない」「留学をキャリアに繋げたい」という、強い想いがあるからなんですね。そして、あなたにもその力はあります。
未来のあなたが「やっておいて本当によかった」と笑えるように。
私たちも、そんな留学を応援しています!