海外で育つ日系の子どもたち:継承語としての日本語教育3/3
家族会議では、 「そろそろ漢字がしんどくなってきたかも」と、子ども自身も薄々感じてきていることもわかり、「週末に早起きして学校へ通わせることがしんどくなってきたかも」と、私たち親自身も薄々感じてきていることもわかったのですが、ランドセルの約束にしがみつくように、何かできることはないか…もう少しだけ考えてみることにしました。 漢字経験値を上げる。 そして、どうせやるなら子どもの興味のあるもので。 なんだろう なんだろう ・・・ そして思い切りました。
海外で育つ日系の子どもたち:継承語としての日本語教育2/3
なぜ天下分け目かというと。現地の日本語学校で導入され始める「漢字の数」がこの辺りから「あ、増えてきたな…」と感じたからです。毎週教科書を読ませて宿題をさせてても、それだけでは漢字学習に「ついていけない」と明らかに感じたのもこの頃です。
海外で育つ日系の子どもたち:継承語としての日本語教育1/3
今日は『継承語教育』=『海外在住の子どもたちの日本語教育』について少しだけ経験談を綴ってみたいと思います。子どもが生まれた頃は、「まぁ、私が家で日本語話せば、子どもも日本語は話せるようになるだろう」くらいの気持ちでおりました。 一方で自分自身がカナダ人に日本も教えていたので、日本語学校に来ている子供たちを見ながら、「もしかしたら継承後教育って実は思ってるより大変なのかも」とも思っていました。