ニュース記事や海外ドラマで「飲酒運転」に関する表現を目にしたことはありませんか?実は英語では「飲酒運転」を表す言い方がいくつもあるんです。今回は、法律用語や交通安全に関する語彙に興味がある方、あるいは英語のニュース記事をもっと深く理解したい方のために、「飲酒運転」を表す様々な英語表現をご紹介します。特にカナダで使われる表現に焦点を当てながら、それぞれのニュアンスの違いや使われる場面も詳しく解説していきますね。
最も一般的な表現:Drunk Driving
まず基本的な表現が drunk driving です。これは日常会話で最もよく使われる表現で、直訳すると「酔った状態での運転」となりますね。
- “Drunk driving is a serious problem during the holiday season.”
(ホリデーシーズンには飲酒運転が深刻な問題になります) - “He was arrested for drunk driving last night.”
(彼は昨夜、飲酒運転で逮捕されました)
「drunk driving」はカジュアルな表現ですが、日常会話だけでなくニュースメディアや啓発キャンペーンでも広く使われています。英語圏のどこでも通じる、わかりやすい表現だと思います。
その他よく見られる表現:Impaired Driving
カナダでもう一つ重要な表現が impaired driving です。
これはカナダの法律や公式文書、ニュース報道などで使われる用語となります。
“He was charged with impaired driving.”
(彼はimpaired drivingで起訴されました)
“Impaired driving remains a leading cause of preventable deaths in Canada.”
(カナダでは、impaired drivingが予防可能な死亡原因の主要なものの一つです)
“The police have increased impaired driving checkpoints this month.”
(警察は今月、飲酒運転検問を増やしました)
「impaired(損なわれた、障害のある)」は「drunk(酔った)」よりもフォーマルで広い意味がありますね。
- 包括的な表現: アルコールだけでなく、薬物、処方薬、大麻、疲労など、安全運転能力を低下させるあらゆる状態を含みます。
- 法的な正確さ: 特定の物質に限定せず、運転能力が損なわれている状態全般を指します。
- 公式性: 政府機関、警察、裁判所などで使用される正式な用語です。
カナダでは2018年に大麻が合法化されたこともあり、アルコールだけでなく様々な物質による運転能力の低下を包括的に表現できる「impaired driving」が重要な用語となっているんです!
カナダで使われるその他の関連表現
他にも、こんな表現が使われていますよ。
Driving while ability impaired: 「能力が損なわれた状態での運転」という、より詳細な表現です。
Impaired operation of a motor vehicle: 法的文書でよく見られる表現で、「自動車の障害操作」という意味です。
Alcohol-impaired driving: アルコールによる運転能力の低下を特に指す場合に使われます。
DUI (Driving Under the Influence): 「影響下での運転」の略で、これもニュースなどでよく見る正式な用語です。発音は「ディー・ユー・アイ」と一文字ずつ読みます。
こんな文章で使われるよ
では実際に文章で使ってみましょう。
文章自体を覚えておくと、スピーキングですぐに出てくるので楽ですよ。
“Drunk driving is dangerous”(飲酒運転は危険です)
“Don’t drink and drive”(飲んだら乗るな)
“Police conducted random roadside checks throughout the city last night.”
(警察は昨夜、市内全域でランダムな検問を実施しました)
“Did you hear about the impaired driving checkpoint on Main Street?”
(メインストリートでアルコールの検問してるって聞いた?)
“Many countries have adopted a zero tolerance policy for drug-impaired driving.”
(多くの国が薬物による運転能力低下に対してゼロトレランス政策を採用しています)
“Even if no one is injured, impaired driving has serious consequences under Canadian law.”
(誰も怪我をしなくても、カナダの法律では飲酒運転には深刻な結果が伴います)
これから年末に向けて、カナダではThanksgiving, Halloween, Christmasと、家族や友達と集まって外でご飯を食べるイベントが目白押し。飲酒運転や検問が多くなる時期でもあります。
バンクーバーでもいつも警察が張っている場所があるので、それを見る度に「あぁ、今年も年末だなぁ」と感じるほどです。
少し大人なトピックも、こうしてしっかり覚えておくときちんと話すことができますね。
一歩一歩、頑張りましょう!