英語で伝え英語でチャレンジ:小中高生バンクーバースプリングキャンプ〜その2


愛知県小牧市にあるアニーイングリッシュで実施したFOCUSのスプリングキャンプ。
1日目のカリキュラムと子どもたちの成長の様子はコチラ

スプリングキャンプカリキュラム#2:街頭調査チャレンジ

実際に英語で話すときにとても大切なスキルの練習

そして2日目のカリキュラムは、街ゆくいろいろな人に実際に英語で話しかけ情報収集をする『街頭調査チャレンジ』です。せっかくカナダに来たのだから、カナダで生活する地元の人たちが何を考えているのか、英語で覗いてみたいと思います。

子どもたちは今日もまずは、FOCUSの事前準備レッスンから開始です。
昨日同様、大きな声がしっかり出せているか、そして今日は発音の練習も取り入れます。

日本で英語を勉強していると多くの場合、文法や単語の学習のみ重視されがちです。でも実際にカナダに住んでいると、いくら文法が正しくても、いくら単語を知っていても、全く通じない時があるのです・・・理由は発音です。間違った発音で話していると、時に全く聞き取ってもらえない時があります。なので子どもたちはできるだけ正しい発音を練習しました。

実際に街ゆく人に英語で話しかけてみよう!

今回は4組に分かれての挑戦となりました。小学生と中学生は2人で1組。高校生は単独でチャレンジです。
準備した質問は、
「日本に行ったことがありますか?」
「日本の食べ物を食べたことがありますか?」
「日本のアニメを知っていますか?」
という、簡単で分かりやすいものです。

ただこのチャレンジで難しいのは、この質問をした後に
・相手の言っていることを聞き取り理解する
・そこから会話が始まる

ことです。
どういった会話が展開されるかは事前に想像ができないため、子どもたちはいろいろな切り返しのフレーズを準備しました。

まずは先生やボランティアと一緒に。次に単独挑戦!

まず最初はお手本として、私が街ゆく人に声をかけてみます。そして子どもたちには質問だけをさせていました。
うまく聞き取れなかったり、
単語を知らなかったり、
緊張しまくったり。
でも最初の数回は私やボランティアと一緒に行くので、大丈夫です。

すると高校生の参加者が自分一人で行ってみる、と言い出しました。
子どもたちの「やってみたい」意欲ってすごい!



一人で話しかけに行く場合でも、話しかけやすそうな人をこちらで選びます。
そして子どもがチャレンジしている間、私たちは必ず目の届く場所で見守っています。

一度一人で挑戦できたら、あとは怖いものなし!
教室で座っているだけでは決して体験することのできない、「自分で達成する」喜びをしっかりと胸に焼き付けます。

すると小学生や中学生の参加者も「自分たちも行ってみる!」と参戦。
子どもたちの”Excuse me!”という大きな声が響き渡ります。

失敗例から学ぶこと

とはいえ、決して成功例だけではありません。
話しかけたけど全く止まってくれなかった。断られた。英語が聞き取れなかった。などなど。
それぞれの例から「次にどうしたらいいのか」をその場で学び、その場で調整します

例えば止まってくれなかったケース。
これは完全に、声が小さくて相手に届いていないことが原因でした。
この次から子どもたちは。これまで聞いたことがないほどの堂々とした大きな声で話しかけるようになりました。

例えば断られたケース。
話しかけるときに “Do you have some time now?(今少しお時間ありますか?)”と聞くと、いったいどれくらいの時間なのかがわからず、人によっては10分も20分も取られるのではないかと思い「すみません、今急いでるの。」と断る人がいました。これを踏まえて次からは、”Only a minute or two?(1〜2分なんですけど)”をすぐに付け加えることで、止まってくれる確率がぐんっとアップ!

どうしたらもっと相手に伝わるのか・・・
それを考えて実践し続けたチャレンジでした。


最初は合計3組くらいに話しかけてみようね、と始めたチャレンジですが、
結局どの組もどんどん自分からチャレンジに踏み込み、最終的には全員7〜8組に話しかけました。そして全員が、それぞれ次のレベルに上がるための課題を自分で見つけることもできました。

英語で話す実践チャレンジを通してどんどん成長する子どもたち。
いよいよ明日がラストです!

スプリングキャンプカリキュラム#3:最終プレゼンテーション

一緒に交流活動をしたカナダの子どもたちの前で英語でプレゼンテーション

さて、明日はいよいよキャンプの最終日です。
カナダに来て感じたこと、学んだこと、そしてこれからチャレンジしたいことなどを自分の言葉でまと、カナダの子どもたちの前で英語で発表します。その様子はコチラ

余談〜〜
大きなチャレンジを終え、ほっと一息。
近くの公園を散策中にみんなが突然木の上を見て「ほら、あれ!!」とはしゃぎ始めます。
何事かと思うと、冬眠を終えたリスが走り回っていたのです。みんな急いで携帯を取り出してリスの姿を追いかけます。

カナダで住んでいると、家の庭にリスやアライグマ、スカンクなどをよく見かけるので、リスの登場でこんなに喜んでもらえてほっこり。よかったです🤭。


Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

PAGE TOP