意外と知らない?野菜の英語名を正しく覚えよう


日本で当たり前のように使っている野菜の名前が、英語では全く通じなかった…という経験をした方も多いのではないでしょうか?たとえば、「ピーマン」「パプリカ」「長ネギ」「大根」などは、日本語にしかない呼び方をしているため、正しい英語を知っておくことがとても重要です。
今回は、日本人英語学習者が意外と知らない「野菜の英語名」をご紹介し、それぞれの使い方や文化的背景も解説します。ぜひこの記事を参考に、普段の英語学習に役立ててくださいね。

ピーマン&パプリカ

日本のスーパーでよく見かける「ピーマン」。英語で何と言うかご存じですか?
✔️ 正解は:”green pepper” または “green bell pepper”

ピーマンという言葉は、フランス語の「piment(唐辛子)」が語源ですが、このまま英語で使ってもほとんど通じません。

アメリカやカナダでは、ピーマンだけでなく赤や黄色のいわゆるパプリカもまとめて「bell peppers」と呼ばれます。つまり、緑色のピーマンは「green bell pepper」であり、赤や黄色のものは「red bell pepper」「yellow bell pepper」と色を付けて区別されるのが一般的です。

ちなみにパプリカという言葉はハンガリー語の「paprika(唐辛子)」が語源のようです。
英語でpaprikaというと、⚠️ 「パウダー状の香辛料」のこと。乾燥させた赤い唐辛子の粉を指すのが一般的です。いわゆるスパイスのパプリカパウダーですね。サラダやスープにふりかける、鮮やかな赤いパウダーのことです。

日本でいうパプリカ(赤・黄・オレンジの大きめで肉厚なピーマン)は、英語ではred pepperまたはred bell pepperと呼びます。

長ネギ

「長ネギ」も日本の食卓に欠かせない野菜ですが、英語でどう言えばいいか迷う人も多い単語の一つです。

✔️ 結論:種類によって呼び方が違います!

日本語のネギ英語名特徴
青ネギgreen onion / spring onion細くて青い部分が多い
長ネギ(白ネギ)Japanese leek / long green onion太くて白い部分が長い
西洋ネギleekセロリに似た見た目で甘みがある

バンクーバー周辺では中華系や日系のスーパーがたくさんあるので、green onion(わけぎのような細いネギですね)は本当にどこでも売ってますし、1束1ドルしないことも多いです。私も毎週欠かさず買って味噌汁やうどんに入れたり、みじん切りにして冷凍しておきます。

一方、鍋に入れると美味しい長ネギは、特定のスーパーでしか見かけません。日系や韓国系のスーパーで扱っているところがあるかな、という感じです。でもやっぱり鍋にはgreen onionでは物足りないんですよね。

海外でも大人気の『初音ミク』が持っているのは【長ネギ】ですね。
英語のウィキペディアでは “spring onion”を持っていると書かれており、他のサイトでは”green onion”と書かれているものもありますが、よく聞くのは “leek”かもしれません。

大根

最後に紹介するのは「大根」です。これもまた、日本人にはなじみ深い野菜ですが、英語でどう伝えるかは一工夫必要です。

✔️ 英語では “daikon” としてそのまま通じるケースも

実は、daikonという言葉は、アジア系食品が浸透している地域ではすでに英語として定着してきています。特に北米のスーパーでは「daikon radish」と表示されていることが多いです。

white radishと書かれている場合もありますね。
「radish」というと英語圏では赤くて丸い小さなラディッシュを想像する人が多いので、「white radish」や「daikon radish」と書かれています。

また中国語の表現「lobok」として売られている場合もあります。
日本でよく見る大根よりも少し丸めなのかな、という場合もありますが、料理してみるとあまり大差なくいわゆる大根ですね。

いかがでしたか?
日本語のままでは通じない野菜の名前も、英語でどう言うかを知っておくと、英会話の幅が一気に広がります。特に、海外のレストランやスーパーマーケットでは、これらの単語を知っているだけで買い物がスムーズにいきますし、英語のレシピを読むときにもとても役立ちますね!


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