【CELPIPスピーキング】4〜5で停滞中?難しい単語は不要!今すぐスコア6を狙える3つの秘訣


CELPIPのスピーキングセクションで4〜5のスコアから伸び悩んでいる日本人学習者の方は多いのではないでしょうか。このスコア幅でのスコアアップのカギは、実は「難しい単語を覚える」ことや「ネイティブのように話す」ことではありません!
今回は、多くの日本人学習者が見落としがちな、でも確実にスコアアップにつながる3つの実践的なコツをご紹介します。

コツ①:お腹からしっかり声を出す発声方法を変える

CELPIPのスピーキングテストでは、採点者が

あなたの回答を明確に聞き取れること

が大前提です。どんなに素晴らしい内容を話していても、声が小さかったり、不明瞭だったりすると、適切に評価されません。

まず日本語自体が、英語に比べて音量変化(強くいったり弱く言ったりが一文の中に入っている)が少なく、比較的平坦に話す言語です。そのため多くの日本人学習者は英語を話すときも、喉だけで小さな声で話してしまう傾向があります。さらに緊張しがちなテスト環境では、さらに声が小さくなってしまいがちですね。

私の生徒さんの中にも、会場の受験者数が少なめで、自分の声が会場に響いてしまいそうだったので小さめの声で話してしまった・・・という方がおられました。これは実にもったいない!!

ステップ1:正しい姿勢を作る
椅子に深く座り、背筋を伸ばします。肩の力を抜いて、リラックスした状態を保ちましょう。

ステップ2:お腹を使った呼吸を意識する
鼻からゆっくり息を吸い込み、お腹が膨らむのを感じてください。このとき胸や肩が上がらないように注意します。お腹に手を当てて、膨らんでいることを確認しましょう。

ステップ3:お腹から声を出す
お腹の空気を使って、「あー」と声を出してみます。喉に力を入れず、お腹から押し出すイメージです。最初は大げさなくらい大きな声で練習しましょう。

ステップ4:英語の文章で練習する
“Hello, my name is…” や “I think that…” などの簡単なフレーズから始めて、お腹から声を出す感覚をつかみます。各単語をはっきりと、しっかりとした音量で発音することを意識してください。

テスト本番では、マイクに向かってやや大きめの声で話すことを心がけましょう。会場が少しシーンとしていても気にしないで!逆に自分の声を響かせてやるぞ!くらいの勢いで出したほうが、スコアアップにつながります。「少し大きすぎるかな」と感じるくらいがちょうど良いです。自信を持って堂々とした声で話すことで、採点者にも必ず良い印象を与えます。

聞こえる声は採点者にも届きますし、届いたらきちんと採点してもらえるはずです。逆に、何か言っていても声が小さかったりこもっていたりして聞き取りにくかったら、それだけで採点がしにくいものです。

実際に自分の声がどんなふうに伝わっているか、スピーキング練習の時に携帯の録音機能などを使って自分の声を録音し、十分な音量が出ているか定期的にチェックすることをお勧めします!

FOCUSの試験対策レッスンでは、毎回スピーキングに取り組み
‼️【録音送信】してもらい、細かいフィードバックをお返ししています。
‼️次のレッスンまで待たなくても学習方針がわかるので、1日でも時間を無駄にしません。

コツ②:速く話そうではなく、
しっかりゆっくり話そうを心がける

スコアが伸び悩む学習者の多くが陥る罠があります。
それは「英語は速く話さなければならない」という思い込みです。

CELPIPのスピーキング評価基準では、流暢さ(Fluency)は確かに評価項目の一つですが、ここで言う流暢さとは「スピード」ではありません。むしろ、

文の途中で途切れることなく、自然なペースで話せること

を指します。速く話そうとして逆に言葉に詰まったり、発音が不明瞭になったり、途中で”you know” “just” “like”などを連発したりする方が、スコアが上がりにくい原因になります。

1. 発音が明瞭になる
ゆっくり話すことで一つ一つの単語をはっきりと発音できます。特に日本人が苦手とする r と l の区別、th の音、語尾の子音などを、正確に発音する余裕が生まれます。

2. 文法ミスが減る
速く話そうとすると、主語と動詞の不一致や時制のミスが起こりがちです。ゆっくり話せば、頭の中で文章を組み立てる時間が生まれ、正確な文法で話せるようになります。

3. 適切な言葉を選べる
焦って話すと、言いたいことを表現する適切な単語が出てこなくなります。

4. 採点者が聞き取りやすい
そして何より、採点者があなたの回答を正確に理解できることが、良いスコアにつながります。ゆっくりはっきり話せば、あなたの英語力が正しく評価されます。

5. 自信を持って話せる
ゆっくり話すことで心に余裕が生まれ、より自信を持って話せるようになります。自信たっぷりな話し方は、それだけでもスコアアップにつながりやすくなりますよ。

自己練習する際は、メトロノームを使って一定のペースで話す訓練をしてみましょう。
最初は1単語ごとに1拍のペースから始めて、徐々に自然なリズムに近づけていきます。
また、文と文の間に短い間(ポーズ)を入れることも効果的ですね。この「間」によって、採点者は内容を理解しやすくなりますし、あなた自身も、次に話す内容を整理できるのです。

テスト本番でもし焦ってしまったら、まずはゆっくり深呼吸をして、「ゆっくり、はっきり」を意識しましょう。スピードよりも、確実に伝わることの方がはるかに重要なのです!

コツ③:難しい単語を使うよりも、
完全な文章を途中で止まらずに言う

そして最後に、多くの学習者が「語彙力を増やせばスコアが上がる」と考え、難しい単語の暗記に時間を費やします。確かに単語力は英語力です。けれども現時点でスピーキングのスコアが5からなかなか脱出できない方へのコツは、実は【基本的な文構造を使って、途切れることなく完全な文章で話せる能力】だと考えます。

CELPIPでは、文法の正確さと文章の完成度が評価されます。
「文法が苦手…」という生徒さんもたくさんいらっしゃいますが、文法力とは決して、難しい構文を使える力だけではありません。むしろ、たとえ簡単な文章でも、主語から述語まで完全に言い切ることで、「文法構造を理解している」ことを示すことが大切です。一方、難しい単語を使おうとして文章が途中で崩れてしまうと、逆にスコアを下げてしまいます。

ステップ1: 短い完全な文章から始める
“I think this is a good idea.”
“My favourite season is summer because it’s warm.”
まずはこのような短い文章を、一息で、止まらずに言えるように練習します。
大切なのは、
・主語と述語がきちんと存在しているか。
・主語に合わせて三単現のSがちゃんとついているか。
・進行形なら「be動詞+–ing」の形になっているか。
・目的語を取る動詞の場合、きちんとついているか。(例:❌ I ate. →⭕️ I ate it.)
・動詞の時制は正しいか。(過去の話をしているのに現在形になってない?)

ステップ2: 文章を少しずつ長くする
次に、接続詞を使って文章を結びつける練習をします。
“I like summer, and I enjoy going to the beach.” “
I prefer working from home because I can save time on commuting.”

ステップ3: 理由や例を加える
主張に理由や具体例を加えて、文章を展開させます。
“I think remote work is beneficial. First, it saves commuting time. Second, it allows for a better work-life balance. For example, I can spend more time with my family.”

ステップ4: 日常的に「完全な文章で話す」癖をつける
普段の英語学習の中でも、”Yes” や “I don’t know” だけで終わらせず、必ず完全な文章で答える習慣をつけましょう。
🔺I don’t know” →⭕️ “I’m not sure about it, but I think he was late because his bus got delayed..”
🔺”Yes” → ⭕️ “Yes, I agree with his opinion.”

CELPIPでは、文法の正確さと文章の完成度が評価されます。
「文法が苦手…」という生徒さんもたくさんいらっしゃいますが、【文法力】とは決して、難しい構文を使える力だけではありません。むしろ、たとえ簡単な文章でも、主語から述語まで完全に言い切ることで、【文法構造を理解していることを示す】ことが大切です。一方、難しい単語を使おうとして文章が途中で崩れてしまうと、逆にスコアを下げてしまいます。

なので、文章を「意味のかたまり」で捉えて言う練習も、とても効果的です。

“I believe / that working from home / is becoming more popular / because it offers / greater flexibility.”

このように文章を意味のかたまりごとに区切って練習すると、途中で詰まることなく話せるようになり、さらに、英語の文法構造に則っていることをきちんと示すこともできます。

CELPIP Speaking Task 7
サンプルトピックと模範解答

では以上を踏まえて、早速CELPIPのTask 7サンプルトピックに挑戦してみましょう!
Task 7では、特定の状況について自分の意見を述べることが求められます。
以下にサンプルトピックと、スコア6レベルの模範解答をご紹介しますね。音源もつけるので、聞きながら真似っこしてみてくださいね。

“Some people prefer to live in a big city, while others prefer to live in a small town. Which do you prefer and why?”


準備:30秒
スピーキング:60秒
でぜひトライしてみてください🕰️!


I prefer living in a big city. I have three main reasons.

First, big cities offer more job opportunities. There are many companies and industries, so it’s easier to find work that matches your interests.

Second, cities have better public transportation. Subways and buses make daily life more convenient, and you don’t need to own a car.

Third, big cities are multicultural. You can meet people from different backgrounds and learn new perspectives.

Of course, small towns are quieter and have a strong sense of community. However, for me, the job opportunities and convenience of city life are more important.

試験対策レッスンでは、山のような数のトピックにどんどん挑戦していただき、とにかく【言えることを増やす】練習を重ねます。ここでもさらに4つのサンプルトピックを出しますので、どんどん挑戦してみてくださいね。

“Do you think children should have smartphones? Explain your opinion.”
“Some people believe that working from home is better than working in an office. What is your opinion?”
“Is it better to save money or spend money on experiences? Share your thoughts.”
“Should students be required to wear school uniforms? Give your opinion and reasons.”

次のレベルのスピーキングへ

FOCUS Education Services (http://focus-education.ca/) では、CELPIPをはじめ、
IELTS、Duolingo、iTEP、英検など、幅広い英語試験対策を提供しています。
特にスピーキングセクションのスコアアップに特化したオンラインレッスンを受講いただけます。

カナダで25年の言語教育経験を持つ講師が、今あるあなたの英語力で、どうスピーキングテストに立ち向かえば良いのかを効果的にお教えします。新しいことを学ぶ前にまずは、ご自分が『今持つ英語力』を100%引き出すところから始め、土台を引き上げ固めてからその上に、新しい知識やスキルをどんどん乗せていきます。

こちらの動画(インスタグラム)は、留学経験なしの中学3年生が、『今持つ英語力』を10分で引き出している様子を見ていただけますよ。

「新しい英語を学ぶ」前に、「今持っている英語力を最大限に活かす」

これが、FOCUS Education Servicesのアプローチです。

目標スコア達成にサポートが必要な方、ぜひお気軽にお問い合わせくださいね。


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